ー25年前の住まいの工夫よりー
ダイニングから丸見えだったむき出しの大きな給湯器。生活感どころではない存在感に毎日ため息が出ました。引越し前提の住まいで、高価な家具は買えませんでした。そこで選んだのは、3段カラーボックス2台。
小さな工夫が、暮らしを整えてくれました。
洗面所のむき出し給湯器に悩んだ新生活
洗面所にある、大きなむき出しの給湯器をなんとかしたくて、いろいろ考えました。
新生活のスタート。
ネットや雑誌にはキラキラした生活用品や素敵なインテリア、素敵な実例写真があふれているのに…
いきなり旧式(かなり)の大きな給湯器が、ドンッとむき出し。しかも洗面所には扉がなく、ダイニングから丸見えです。
微妙な寸法に合う家具はなかなか見つからず、『ちょうどいい』と思うものは、やっぱり少し高価。
低価格パーツを組み合わせる家具も、数個そろえると結局それなりの金額になります。
しかも、ここは1〜数年後には引っ越す可能性が高い住まい。できれば費用をかけたくない。素敵な家具を買っても、次の住まいで使えるとは限らないのです。
3段カラーボックスを2台で給湯器を目隠し
そこで選んだのが、3段の定番カラーボックスを2台並べる方法でした。
当時は1つ1,000円前後。現在でも1,500〜2,000円ほどで購入できます。
入口には突っ張り棒+布で簡単カーテン
入り口には突っ張り棒を取り付け、明るい赤い布でカーテンを手作りしました。
手作りといっても簡単です。
・90cm幅の布(間口もほぼ90cm)
・入口高さの寸法に合わせ、縫い代分15cmほど余分に取りカット
・上下縫うだけ
布の両端には耳があり、端ミシンは必須ではありません。
暖簾を考えましたが、足元が見えるため1枚布にしました。既成の1枚カーテンに、突っ張り棒用のカーテンクリップやカーテンリングを使うのもおすすめです。
(後で裁縫図面を掲載)
収納の内訳(タオル・下着・部屋着)
カラーボックスの天板は、ちょっとした棚になります。
※メーカーが違うと段差が生じやすいので注意。
収納の内訳は次の通りです。
・上段:タオル
・下段①:下着(カゴ収納)
・下段②:部屋着(カゴ収納)
カラーボックス専用のカゴを使うと収まりが良くなります。メーカーによってオプション収納の種類は異なりますが、100円ショップなどにもデザイン・サイズ展開、便利な小物があり、自由にアレンジできます。
思っていた以上に快適でした。
脱衣所に下着を置くメリット
私はよくパンツを忘れてお風呂に入ってしまいます。
誰もいなければいいのですが、あの『忘れた』と気づいた瞬間のショック。タオルを巻いてお尻をちょい出しするか、ノーパンで服を着るか、ネズミの如く瞬間移動するか…毎回。真剣に悩みます。
でも、洗面所(脱衣所)に下着を置くだけで、お風呂上がりに『パンツを忘れた!』と残念な思いをして悩むことは激減します。
また、とても便利です。
子どもの場合、容赦なく濡れたままでパンツを取りに部屋を走り回ります。途中に興味を示すものがあるとパンツまでたどり着きません。
お風呂上がりの動線が整うと、気持ちまで整います。
カラーボックスを選ぶときのポイント
メーカーは揃える
カラーボックスはメーカーごとに寸法や仕様が微妙に異なります。寸法も微妙に違うため、セール品に飛びつくのではなく、メーカーは揃えるのがおすすめです。在庫がない場合は、必ず寸法を確認し、できるだけ近いサイズを選びましょう。サイズを揃えることによって、後々使い回しやすくなります。
色は白がおすすめな理由
安価なカラーボックスの多くは、プリント紙化粧パーティクルボードが使われています。
これは木材チップを固めた板(パーティクルボード)に、木目や柄などを印刷した紙を貼った化粧板です。
見た目はきれいですが、表面は剥がれやすいという特徴があります。
黒やオーク色も魅力的ですが、長く使い回すことを考えるなら、白がおすすめです。
・用途が変わってもなじみやすい
・他の家具とも合わせやすい
・傷が目立ちにくい
湿気による劣化に注意
洗面所などの水まわり、角部屋の隅、窓際は湿気が多くなります。
プリント紙化粧パーティクルボードは水や湿気に弱く、カビが発生しやすくなります。
また、裏板は薄いため、湿気を吸うと撓みやすく、強度も落ちやすい。
※メラミン樹脂やポリウレタン加工品は耐久性が高いのですが、その分やや高価です。
使用場所によっては寿命が短くなることも理解しておきましょう。
まとめ|安価だからこそ、暮らしに合わせられる
・給湯器はカラーボックス2台で目隠しできる
・脱衣所に下着収納は動線が整う
・メーカーは揃える
・湿気対策を意識する
・白を選ぶと使い回しやすい
賃貸では大がかりなリフォームができません。置き家具で工夫する方法は現実的でおすすめです。引越し前提の住まいに、完璧な家具は必要ありません。
そのときの暮らしに合わせて、その時できる工夫をする。
安価なカラーボックスでも、使い方次第で、ちゃんと暮らしは整います。
豪華ではないけれど、自分で考えた空間は、とても使いやすく気持ちがいいものです。
給湯器を隠す小さな工夫から始まり、その後の暮らしの中でも、カラーボックスはいろいろな形を変えて何度も登場することになります。

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