妥協して買った伸縮式クローゼット|最初の住まいで始まった収納の工夫[最初の住まい編]

家族を持って最初に暮らしたのは、
都心の築30年以上のマンションの2DKでした。

収納といえば、
小さな古い下駄箱と、幅100cm・奥行き60cmほどのロッカー。
今のようなクロークではなく、ひと昔前の賃貸によくある、ただの物入れです。
そして、一間にも満たない押し入れがひとつ。

家族といっても、当時はまだ二人。
それでも2DKは広く感じました。

居室は、和室6畳と洋室3帖という間取り。
和室は道路に面した部屋、洋室の横は隣住戸の居室でした。
1970年代のRC造賃貸マンションの壁は15〜18cmの厚さで設計されていることが多いのですが、なかには当時の建築基準法ぎりぎりの12cmほどの住戸もあります。
現代の物件より壁が薄いため、遮音性はあまり高くありません。

そのため、本棚や箪笥などを壁際に置き、
家具で壁面を覆うようにすると、遮音の効果が少し上がり、生活のストレスが軽減されます。

我が家でも、洋室は部屋というより、納戸のような使い方をしていました。

この年代のマンションは天井も低く、梁や柱が居室に大きく出ていることもよくあります。
洋室に和箪笥を置きたかったのですが、大きすぎて入りませんでした。

転勤がいつあるかわからない暮らしだったため、気に入った家具を買うこともできません。

そこで伸縮性のクローゼットを購入しました。
当時は『とりあえず』のつもりで選んだ家具でしたが、これが思いがけず、後々まで長く活躍することになります。

机や本棚、ラックは、主人がもともと使っていたものをそのまま使用しました。
それらは今でも現役です。

ラックは、よく見かける銀色のスチールラックで、棚が可動するタイプ
見た目は決して私の好みではなく、最初は少し抵抗がありましたが、使ってみるととても便利で、かなり丈夫です。
今でも根強い人気があるのも納得でした。

『限られた空間で、限られたものを組み合わせること』
そして、
『次の暮らしでも再利用できること』

ここから、私と収納の長い付き合いがはじまりました。
そしてそれは、住まいが変わるたびに形を変えて続けていくことになります。

※このクローゼットやスチールラックの使い方や工夫については、こちらの記事でまとめています。

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