私は断捨離できません。
ゴミ袋をちゃんと用意して、何度も試みました。
しかしーー
毎回、別の形に収まって収納されてしまいます。
思い出の大きなぬいぐるみ。使わないダイニングセット。3人分のランドセル。いくつものパソコン。カセットテープやビデオテープにレコード……。
もう使わないのに、なぜか堂々と居場所を持っています。
さすがにこれらは『断捨離』というより、そろそろ老後に向けて後じまいをしなくてはいけない時期がきたのかもしれません。でも、考えるだけで疲れます。どうしてこんなに増えたのでしょう。
親が捨てられない性分なら、子どもたちも同じ性分。我が家は狭いマンションなのに、なぜか物は増殖します。
いえ、まだ増殖中です。
家族が留守の間に、『イラナイモノ』を根こそぎ持っていってくれる妖精でもいないかしら……と、本気で思うこともあります。
さて、そんな『イラナイモノ』の代表が、1980年代のバブル服。
夫婦そろって、綺麗に整頓され、『今はイラナイモノ』の場所に収納されています。
バブル期といえばDCブランド。
Y’sやCOMME des GARCONS、NICOLE 等など。
布地もしっかりしていて、縫製も丁寧。ボタンや金具など細部にまでこだわりがあります。
捨てられるわけがない…。
それを見るたび、購入したときのワクワク感と、颯爽と歩いていた若い自分が脳内再生されます。トレンディドラマのテーマ曲まで流れてきそうです。(現実はちょっと違いましたが、気にしない。)
中には、若き主人がハウスマヌカン(懐かしい!)に勧められて買った、ド派手でバカ高いセーターまであります。派手すぎて当時も着ていません。なのに今もあります。なぜでしょう。
裁縫が得意な私は、リメイクしようと考えたこともありました。でも、可愛くて手軽に買えて扱いやすいプチプラの良さを知ってしまった今、きっとリメイクはしません。
ド派手なセーターも、素敵なクッションカバーに変身させようなんて考えていましたが、絶対にしません。面倒です。
そんなある日、意を決して服を整理していると、
息子『このジャケット、もらっていい?』
娘『このシャツかわいい!』
え?
さらにーーあのド派手なセーターは、娘が可愛く着こなしています。
時代、巡りすぎでは?
どうやら我が家の『イラナイモノ』には、グッドレギュラーが紛れ込んでいたようです。
無理に捨てなくてもいい。
捨てられないなら、ちゃんと居場所を作って整えて置いておけばいい。
減らすのではなく、整える。
我が家の『今はイラナイモノ』は、実はきちんと収納されています。どうして置いたのか。どうやって置いているのか。
その話は、またあらためて…

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